Blogsブログ

Blogsブログ

アコースティックピアノの魅力とは

Blogs

はじめまして

カルペディエムの山下と申します。

このブログではピアノにまつわるトピックや歴史、ピアノの気になる話題などを発信していく予定ですので、ブログをフォローしていただけたら嬉しいです。
さて、今回は私が考えるアコースティックピアノの魅力についてお伝えいたします。


1 ピアノづくりの長い歴史と伝統

イタリアでピアノの原型が作られてから約400年以上が経ちますが、数多くのピアノメーカーが誕生しては瞬く間に姿を消していきました。
そのような中でも未だに創業者の理念を大切にしてピアノ作りを続けているピアノメーカーは、存在そのものが奇跡だと感じています。
ピアノメーカーの成功には創業者と従業員たちの絶え間ない努力、そして二度の世界大戦や経済不況にも耐えてきた運の良さも味方しました。
各ピアノメーカーは長い歴史や伝統を有しながらもそこに満足せず、今も常に最高のピアノを作り続けています。


2 素晴らしい職人の世界

ピアノの陰にはたくさんの職人たちが携わっています。
ドイツでピアノ工場を見学したとき、そこでは各セクションに分かれて職人たちが黙々とピアノ作りに勤しむ姿を目にしました。

また、私がこの世界に入った際に、ピアノ調律部門のトップを務めていた方から誘いを受けてコンサートホールの調律作業を見学させてもらいました。
誰もいないホールの静寂の中、たった一人でピアノに向き合う調律師の姿と響き渡るピアノの音。
こんな素晴らしい職人の世界を知り、感銘を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

さらに、これまで数多くのスタインウェイピアノの納品を経験してきましたが、その裏で素晴らしい技能を持つ塗装職人や神がかり的にピアノを運んでしまうピアノ運送のプロフェッショナルな方々の存在があり、彼らのサポートなくしてはお客様に笑顔を届けることはできませんでした。
ピアノを陰で支えている職人たちの存在はとても貴重であり、そうした尊敬すべき職人と協力しながら、これからも皆さまに安心してピアノを楽しんでもらうことができたら嬉しく思います。


3 一台一台に素晴らしい個性を持つピアノ

松尾楽器時代、日比谷にあったショールームには数多くの新しいスタインウェイピアノが展示してありました。
新品のスタインウェイピアノは同じサイズでもそれぞれに全く異なる音色や表現の違いを持ち、一台として同じものはありませんでした。
こうした個性の違いは、まさに一台一台が手作りの証であり、ピアノを試弾されたお客様もその違いに驚かれたり、迷われていたりとピアノ選びの楽しさを実感されていました。
電子ピアノとは一線を画したアコースティックのピアノ作りこそ、魅力の源泉だと言えます。

最後に
カルペディエムではホームページや当ブログを通して、ピアノの魅力をお伝えしながら皆さまと良き楽器ピアノ技術者をつなぐ「橋渡しのような存在」になることを目指します。
ピアノを通してカルペディエム(その日を存分に楽しむ)を多くの皆さまと共有できたらとても嬉しく思います。

末永くご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
カルペディエム ピアノカウンセラー
山下 達也

PAGE TOP

スタインウェイ&ボストンピアノの購入・メンテナンス・修理、新たな国産ピアノ購入のご相談は当社へ スタインウェイ&ボストンピアノの購入・メンテナンス・修理、新たな国産ピアノ購入のご相談は当社へ スタインウェイ&ボストンピアノの購入・メンテナンス・修理、新たな国産ピアノ購入のご相談は当社へ スタインウェイ&ボストンピアノの購入・メンテナンス・修理、新たな国産ピアノ購入のご相談は当社へ